ここだけの話

ラブラドライトは、
なぜ、怪しく発色するの?
ラブラドライト、は小学校の理科で習う、セキエイ、チョウセキ、クロウンモ、、、の長石の仲間。ナトリウム成分の多い曹長石と、カルシウム成分の多い灰長石の結晶が、双晶として薄い層を無している構造です。
その薄い層に光が反射するたびに、ある種の色が強められたり、弱められたりして、不思議な発色をします。理屈としては、水面にこぼれた油が、薄い膜を作り、発色しながら、ぎらつくのと同じ。
カナダのラブラドル半島で主に産するために、この名前がつきました。犬にもいますね、ラブラドール。
カナダだけではなく、マダガスカルやフィンランドでも取れます。
今となっては、発色の仕組みもわかっていますが、大昔の人が、この石を見つけたら、オーロラの神様、あるいは夜の神様が宿っている、と思ったに違いありません。
月夜散歩では、この石の魅力的な発色が、夜の雰囲気をかもし出しているので、好んで作品に使っています。
月夜散歩〜つきよのさんぽ
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